2022.11.08
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【2022年】11/6松葉ガニ漁解禁!兵庫県/浜坂漁港初セリ価格
目次
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例年通り2022/11/6 山陰沖の日本海では松葉ガニ漁が解禁しました。
真夜中に初出港した船は11/6 お昼頃に兵庫県/新温泉町の浜坂漁港に続々と帰港。
11/6 12:00(正午)に浜坂漁港でも初セリが実施されました。
兵庫県/新温泉町 浜坂漁港初セリ価格は?
「初モノで縁起が良い」とされ、また初セリの様子はTVや新聞社でも毎年取り上げられるため注目度が高く、通常のセリよりも高額となります。
なお、誰でも自由に見学することはできず、料理長・奥村に同行することで迫力ある初セリの見学ができました。
~2021年の初セリ
2021年までは1匹目のセリが「初セリ」といわれ、他のセリに比べると高額となる傾向がありました。
2022年~「初セリ」
2022年から「初セリ」の仕組みの改定がありました。
浜坂漁協が立ち上げた最上級ブランド「光輝(こうき)」または2022年からの新ブランド「煌星(きらぼし)」に該当する松葉ガニであれば最初にセリにかけられます。
2022年 浜坂漁港初セリ価格は?
2022年は4匹が該当し、いずれも200~250万と高額で落札されました。
鳥取や神戸の有名な高級店が購入していました。
浜坂漁港の初セリ価格 近年の振り返り
・2021年…20万
・2020年…250万
・2019年…300万(浜坂漁港では過去最高額)
・2018年…30万
昨年は2ケタ台でしたが、今年は元に戻り3ケタ台。
複数匹が3ケタ台だったため、新たな兆候を迎える年となりました。
浜坂松葉ガニの中からさらに厳選された松葉ガニブランド
浜坂松葉ガニの中からさらに厳選された松葉ガニブランドが「光輝(こうき)」と「煌星(きらぼし)」です。
2019年~最上級ブランド「光輝(こうき)」
”浜坂漁港産の松葉ガニ”の中でも特に選ばれた最上級ランクのカニが「光輝(こうき)」です。
①兵庫県沖 及び 隠岐東方(北緯36°30'以南)で採捕
②1.3kg以上で指がそろっていること(短足は不可)
③カニソムリエが最終的に認定
上記を満たすと光輝のブランドタグが取り付けられます。
「煌星」ブランド立ち上げとともにタグも一新。
ゴールドの王冠が輝く高級感のあるタグが目印です。
2022年~新ブランド「煌星(きらぼし)」
光輝に次ぐ”浜坂漁港産の松葉ガニ”の新ブランド。
松葉ガニ自体も高級ブランドですが、その中でも光輝に次ぐランクのものです。
①隠岐西方海域 北緯36°10’以北 または 隠岐東方全海域 で採捕されたもの
②1.2kg以上特一で指がそろっていること(短足は不可)、小指もそろっていることが条件で各船が最終認定します。
光輝の基準が厳格すぎて該当するものが少なかったことから、捕獲地域やサイズなどの基準がやや緩められたブランドです。
シルバーの王冠が輝くタグが取り付けられます。
おまけ:セリにかけられる松葉ガニ
セリにかけられる松葉ガニはサイズや指の状態で区分されます。
水槽の松葉ガニは活きがよくランクが高い
水槽に振りかけられた松葉ガニは、活きがよく、ランクが高い松葉ガニです。
ブルーシートの松葉ガニ
ブルーシートに振り分けられた松葉ガニは、指がすべてそろっていないなどの訳あり。
水槽の松葉ガニに比べるとリーズナブルです。
しかしながら、もともとブランド松葉ガニなので、リーズナブルとはいっても高級です。
松葉ガニも少子化などがあり、年々入手困難となっています。
山陰が誇る高級食材です。