2022.06.16
食べる
兵庫県/但馬地区の地元食材~朝倉山椒~
兵庫県北部、但馬(たじま)地区の新温泉町に位置する「山陰湯村温泉湧泉(ゆうせん)の宿ゆあむ」のお料理でも使用される「朝倉山椒(あさくらざんしょう/あさくらさんしょ)」。
朝倉山椒は地元但馬の食材です。
新温泉町でも少し前に収穫時期を迎えました。今回は朝倉山椒のご紹介です。
※但馬地区…兵庫県北部の新温泉町、香美町(かみちょう)、豊岡市、養父(やぶ)市、朝来(あさご)市の3市2町
朝倉山椒
朝倉山椒は但馬発祥のブランド化が進められている山椒です。
同じく但馬地区の「養父市八鹿町朝倉」集落に自生していたものを栽培し始めたことが由来とされています。
400年以上もの歴史があり、江戸時代に朝倉山椒を徳川家康に献上した記録も残っているとのことです。
朝倉山椒の実 と新温泉町、収穫時期
近年、新温泉町では使用しなくなった田んぼに朝倉山椒を植えて栽培する人が増えてきています。
2022年も例年通り梅雨入り前の5月下旬頃に、新温泉町でも収穫されました。
この小さな朝倉山椒の実は、時間をかけて丁寧に1房1房”手”で青い実のまま収穫されます。
朝倉山椒 特徴
朝倉山椒は通常の山椒に比べ下記のような特徴があり、お料理に彩りや香りなどに華を添える名脇役です。
・大粒の実
・柑橘類に含まれる香り成分のリモネンが含まれているので、さわやかな香り
・やさしい辛み
新温泉町ならではの朝倉山椒味わい方
収穫した山椒を湯村温泉の源泉/荒湯でたっぷりと茹でて辛さを落ち着かせてから美味しく食べるのが新温泉町ならではの楽しみ方です。
湯村温泉の泉質には重曹が含まれているため、茹でるとアクが抜け、色は鮮やかになり、またまろやかな味になります。
最後に
ゆあむのお料理で朝来山椒を見つけた際は、香りもお愉しみくださいね。