2021.11.17

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【温泉豆知識】日本に温泉が多いのはなぜ?その理由をご紹介

温泉地が多いことで有名な日本ですが、なぜ日本にはこんなにも温泉が多いのでしょうか?

今回は温泉豆知識として、日本に温泉が多い理由についてご紹介致します。


■日本に温泉が多いのはなぜ?

そもそも、温泉ができる要因としては大きく分けて2つ挙げられます。

1つは火山が由来とされるもので「火山性温泉」という風に呼ばれています。

この「火山性温泉」は、地中に染み込んだ雨水が火山のマグマ熱によって温められ、地上に湧き出てきたものを指します。

もう1つは地面のプレートが由来しているもので、「非火山性温泉」と呼ばれています。

こちらの「非火山性温泉」は、「火山性温泉」とは異なり、雨や雪が火山熱以外の熱で温められてできるものを指します。

一般的には、地上から下に深くなるほど温度が上昇し、100mごとに3℃上昇するとされています。

深層部の地下水は温かくなりやすく、このような「非火山性温泉」が生成される、というわけです。

活動している火山の数が多いうえ、複数枚のプレート上に位置している日本はこういった地理的な面から、温泉の湧き出る土地として恵まれた土地であることわかります。

このことから、日本では温泉施設の数も非常に多く、20,000件を軽く超えているほどです。

またこの数字は日本の47都道府県すべてに、温泉地や温泉の宿泊施設があるということにもなります。

日本人にとって無くてはならないような存在の「温泉」ですが、世界的に見るとやはりその温泉地の数は歴然としています。


古くから日本人に愛され続ける温泉
 
温泉は旅行・観光などを通じて、古くから日本人の間で愛され続けています。

とくに源泉の付近は観光地として発展しているところが多く、温泉に入るという楽しみに加えて、温泉街の景観やその土地の食材を味わうという醍醐味もあります。

温泉地への旅を通して、その土地に関するさまざまな体験ができます。


「湯治(とうじ)」を目的として温泉に入るケースも

温泉に入って病気を改善することを目的とした「湯治(とうじ)」も日本人の間で古くから親しまれています。

この湯治は観光目的ではなく、あくまでも病気の治療のために行われます。

そのためこの湯治を実施する際には、前もって病院の医師に温泉地に関する内容や入浴方法などを報告・相談しておく必要があります。

一般的な観光目的の温泉旅との違いとしては、この部分です。

またとくに近年では各地で交通が整備されたため、温泉地へのアクセスも良好であることが多く、気軽に温泉地へ出向くことができるようになりました。

するとこの「湯治」だけではなく、「保養」目的として温泉地へ足を運ぶ人も一気に増加しました。


観光としても湯治としても利用される湯村温泉
 
兵庫県・鳥取県の県境である兵庫県美方郡新温泉町には、観光としてはもちろん、「湯治場」として古くから人々に親しまれ続けている「湯村温泉」があります。

温泉の歴史は非常に古く、平安時代から湯治場として利用されていたという説があります。

湯村の源泉の湯は98度という「日本屈指の高熱湯」ということで知られており、入浴後は身体がポカポカとして湯冷めがしにくいという特徴があります。

また温泉に浸かる前後には、湯煙が沸き上がる湯村の温泉街を散策してみるのもおすすめです。

温泉街の中心にある、荒湯の源泉が湧き出ている場所を実際に見てみたり、川沿いにある足湯に浸かって足を温めながら温泉卵や地元の名産を堪能したりと、さまざまな楽しみ方ができます。

とくに冬の時期は冷えに悩まされる方も多いと思います。

ぜひ湯村温泉の肌に優しい柔らかなお湯で身体の芯から温まってくださいね。


■おわりに

今回は温泉豆知識として、日本に温泉が多い理由についてご紹介致しました。

活動している火山の数が多く、複数のプレート上に位置している日本は、地理的な面で見るとやはり温泉の湧き出る土地として恵まれていることがわかります。

冬の寒い季節には、そんな温泉地が豊富な日本で贅沢な温泉旅を楽しんでみてくださいね。


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