2021.05.28
食べる
【兵庫県/新温泉町】原木しいたけ~森の中で手間暇かけて自然栽培~
目次
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山陰湯村温泉湧泉(ゆうせん)の宿ゆあむのお料理でもたびたび登場する「新温泉町産 原木(げんぼく)しいたけ」。
今回は「原木しいたけ」のご紹介です。
新温泉町産 原木しいたけ収穫時期
写真は収穫期に、地元の兵庫県新温泉町にある「上山高原ふるさと館」さんで栽培している原木しいたけを撮影させていただいたものです。
しいたけの旬は秋のイメージが強いですが、こちらでは春が収穫期。
しいたけの分類「原木しいたけ」と「菌床しいたけ」
しいたけは、「原木(げんぼく)しいたけ」と「菌床(きんしょう)しいたけ」の2種類に大きく分類されます。
菌床しいたけ
お店でよく見かけるのは「菌床しいたけ」。
湿度の高い真っ暗な室内で、木を粉々にした”おがくず”に栄養を混ぜ合わせた人口の培地(菌床)で育てられます。
人工栽培で、3~6か月ほどの短期間サイクルで収穫できるため、主に”生しいたけ”として流通されています。
原木しいたけ
「菌床しいたけ」に対して「原木しいたけ」は森の中で伐採された原木に、しいたけ菌である「種こま」を打ち込んで育てられます。
原木しいたけは、直射日光があたらず適度に木漏れ日が差し込む湿った森の中で自然栽培されます。
原木を伐採することからはじめて、生産者さんが愛情をかけて育て、しいたけが発生するまで2年以上。
時間をかけて森の中で自然栽培された原木しいたけは、その分、肉厚で風味が力強くおいしくなります。
栄養豊富な干ししいたけ
収穫期に”生しいたけ”として販売されるとすぐ売り切れてしまいます。
原木しいたけは収穫サイクルが長いため、一般的には収穫後、加工されて”干し(乾燥)しいたけ”として販売されています。
乾燥させることでより栄養豊富となり、味や香りも格段に上がります。
”水で戻す”ことも手間だと思わなくなるおいしさです。
最後に
ゆあむの夕食で「新温泉町産 原木しいたけ」を見かけたときには、のびのびと森の中で育った”しいたけ”を想像しながら堪能してみてくださいね。
※仕入れ状況により内容は異なります。
※写真は2021年4月中旬頃撮影
新温泉町産 原木しいたけに関するお問い合わせ
【原木しいたけに関するお問い合わせ】
・上山高原エコミュージアム
〒669-6953
兵庫県美方郡新温泉町石橋757-1
上山高原ふるさと館内
TEL:0796-99-4600
FAX:0796-99-4601